リアルドラゴン桜プロジェクト

自由ヶ丘学園高校

Vol02
2020.8.1
東大生との座談会で学んだ、やりきることの大切さ

8月1日に、リアルドラゴン桜授業の一環で東大生との座談会がおこなわれました。参加する東大生は6名で、どんな事を質問しても答えてくれます。生徒はオンラインで3つのグループにわかれ、各グループに2名の東大生が順番に参加する形でおこなわれました。生徒たちは東大生から、何を学んだのでしょう。座談会の一部をご紹介します。

1年生で基礎を徹底して勉強すると
3年生の時にすごく楽になる

東大生の話を聞くことができる場なので、生徒からの質問は勉強に関するものが多くを占めました。

生徒:「どのように勉強していたのですか?勉強法を教えて下さい」。
東大生:「みなさんは今、1年生ですよね?僕が1年生の時は、ひたすら基礎をやっていました。特に英語と数学の基礎を、徹底的にやりましたね。みなさんは、普段の授業でも『基礎が大切だ』と教わっていると思います。そして、そんなことはわかっているし当たり前だと、頭の中では思っていることでしょう。しかし、実際に基礎を徹底的にやっている人は少ないのではないかと思います。ぜひ、徹底的にやってみてください。3年生になると、受験勉強がつらくなることも多くなります。成績が伸び悩んだりするためですが、僕の場合は徹底的に基礎をやっていたので、実はあまり大変ではありませんでした。これは僕の体験談なので、間違いなくおすすめの勉強法です」。

別の東大生が、こう付け加えました。「彼は東大模試で全国1位になったこともある、優秀な東大生です。その彼が言うのだから、間違いないと思いますよ」。
生徒からは驚きの声が上がり、質問が続きます。

生徒:「模試で良い点を取るためには、どうすればよいですか?」。
東大生:「秘訣はないと思います(笑)。愚直に、コツコツと努力をした結果が点数にあらわれるものではないでしょうか。毎日の地味な努力が、皆さんの力になるのだと思います。リアルドラゴン桜の授業でも、点数が上がるテクニックを教えているのではないと聞いています。ただし、実際の入試では点数がすべてです。確実に点を取るために、準備しなければならないことはあります。代表的なのが、問題を解く順序ですね。最初の問題は、落ち着いて取り組めば正解できる場合が多くあります。こうした問題はあせらずに回答する一方で、最後の難しい問題はあきらめる。このような決断力が必要になるのです。こうした知識は知っておくほうが良いし、入試だけでなく人生でも役に立つと思います」。

生徒たちは、これまでに何度も聞いてきた『基礎が大切だ』という話を東大生の体験談として聞き、あらためてその重要性を感じた様子でした。

部活動や学校の行事にも、
全力で取り組もう!

別のグループでは、部活動など勉強以外の高校生活について話しをしていました。

生徒:「受験勉強と部活の両立ができるのか、心配です。東大生のみなさんは、部活などはしなかったのでしょうか?」。
東大生:「いいえ。ほとんどの人は、部活動にも力を入れていました。実は東大生の中に、部活動の部長や生徒会長をやっていた人はたくさんいるのです。これは僕も東大に入ってから気がつき、驚きました。今日の座談会に参加している東大生も、ほとんどが何らかの『長』というポジションにいた人たちです。その理由を僕なりに考えてみたのですが、勉強でも部活動でも主体的に全力でやりきることができる人だから、東大に合格できたのではないかと思っています。何ごともやりきるという気持ちを持ち、自分の世界を広げようという意識があるのではないかと思います」。

生徒:「でも、成績が下がらないか心配です」。
東大生:「気持ちはよくわかります。でも、勉強だけの3年間だとつまらないですよね?部活動や生徒会の活動を通じて、親友ができたりかけがえのない経験をすることができます。こうした活動は、勉強と対立するものではありません。両立するものだと僕は思います。部活をすれば勉強の時間は短くなりますが、時間がない中での勉強は密度が濃くて効率が上がります。要はメリハリなのだと思います。僕も部活をしていました。やはり勉強する時間がたくさん取れなかったので、工夫した点を紹介します。毎日、授業でわからなかった点を先生に質問し、その日のうちに解決するようにしていました。曖昧なまま放置するのが一番よくないことで、それは何もやっていないのと同じです。その場で解決すれば、あとは部活をして、家に帰ってゲームをする時間も取れましたよ(笑)」。

勉強と部活の両立は可能だと断言する東大生の言葉を聞き、多くの生徒の表情は晴れやかになったように感じました。

将来の選択肢は無限にある。
どの道に進んでも、全力で取り組んでほしい。

別のグループでは、将来について話しをしていました。

生徒:「今はまだ興味がある分野が多く、将来どうなりたいのかが絞りきれていません。幅広く学べる、大学や学部のおすすめはありますか?」。
東大生:「東大がおすすめです! ほとんどの大学は、学部ごとの入学試験を受けて、合格した後はその学部に通います。学部を変わることも例外的にできますが、ごく少数です。東大の場合、入学したあとで進路を選択します。たとえば法律を勉強しようと思っていたものの、入学して学んでいるうちに経済を勉強したいと思ったとしましょう。東大の場合は、進路を変えることも可能です。このように進路選択の幅がとても広いので、あなたのような人にはとても合う制度だと言えるでしょう。実際に、多くの東大生がこの制度があるから志望したと言っています。東大以外では、教養学部などで同じような制度がある大学もあるので、ぜひ調べてみてください」。

また、別の東大生はこう語りました。
東大生:「将来の選択肢が複数あって、迷っている人にお伝えしたいことがあります。ぜひ、自分がどのような道に進んで、その後どうなっているのかをイメージしてほしいのです。自分が選択したその道は、楽しめて、やりがいをもてているのか?その道に進んだ自分は、満足しているのか?を、想像してください。3つの道があるとすると、1つを選択したら、2つの道をあきらめるということになります。その覚悟を持って、選択をしてほしいと思います。そして自分が選択した道をあきらめず、やりきってほしいと思います」。

6人の東大生は、高校時代の経歴が全く異なり、考え方もさまざまでした。しかし、どんなことでも『やりきる』ことが大切だという点では一致していました。生徒にもその想いは伝わったようです。生徒数名に感想を聞くとみな、『やりきることの大切さを学んだ』と答えてくれました。

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