リアルドラゴン桜プロジェクト

学校法人 目黒日本大学学園 目黒日本大学高等学校

Vol03
2022.6.22
8月31日までのスケジュールを作ろう!

6月下旬に、目黒日本大学高等学校でリアルドラゴン桜プロジェクトのワークが開催されました。今回参加したのは高校3年生の中で、主に日本大学の志望学部への内部進学を目指している生徒たちです。この日のテーマは、“8月31日までのスケジュールを作ろう!”。志望学部の合否を分ける内部試験が9月に迫る中、夏休みを含む残りの時間を最大限に活かしてほしいという趣旨で開催されました。ワークの様子とともに、ワークに参加した生徒の声をお届けします。

スケジュールの作り方にはコツがある

この日講師を務める東大生は、西岡講師と板谷講師です。西岡講師は、生徒にこう語りかけました。

「今日のテーマは、“8月31日までのスケジュールを作ろう!”です。ここにいるみなさんは、日本大学への進学に向けて勉強を頑張ってきました。その最後の試験が9月にあります。ですから、これからの限られた時間をどのように過ごすのかが、とても大切になります。そこで重要になるのが、スケジュールなのです」。

試験が迫っているので、どの生徒も真剣な表情で西岡講師の説明を聞いています。

西岡講師はこう続けました。

「これまで勉強のスケジュールを作っても、計画通りにできなかったという人もいるかと思います。実はスケジュールの作り方には、コツがあるのです。今日はまず、その方法を学びましょう」。

板谷講師も、こう語りました。

「私も、受験勉強のスケジュールを作ったのに、その通りに進まなかったことがありました。いま振り返ると、私のスケジュールの作り方が間違っていたのだと思います。今日は、残された時間を最大限に活用できるスケジュールの作り方を学び、有効に活用してもらえると嬉しいです」。

続けて西岡講師は、生徒たちにこう語りかけました。

「まずは、自分が使える時間がどれだけあるのかを把握しましょう。今日から8月31日までの間で、部活や学校行事などで忙しい時期や時間に余裕があるので勉強ができる時期を、近くの人と話し合ってください」。

生徒からは、「7月末までは、部活や行事で忙しい」、「やるべき事が多すぎて、勉強時間はあるけれども足りない」などの声が挙がりました。

西岡講師はその様子を見て、次のように語ります。

「東大生の何割が、高校3年生の前半まで部活をやっていたと思いますか? 実は62%です。想像よりも多いと思いませんか? しかし、部活をしていると勉強をする時間は限られます。そこで多くの東大生は、効率的に勉強をしていました。スケジュール作成はその第一歩なのです。これから、その具体的な方法をお伝えします」。

この日のワークは、9月の試験が迫る生徒たちを応援する、実践的な内容となりました。

目的と目標を決めよう

その後、スケジュール作成のポイントが次々と紹介されました。その中で西岡講師が最初に強調したのは、“目標と目的”を明確にすることです。

「“目的”は、どうなりたいのかという到達点です。“目標”は、その達成のための行動のゴールです。たとえば、医師になって多くの人の役に立ちたいという目的のために、偏差値が○○の医学部に合格するという目標をたてるわけです」。

「これを、どんどん細分化すればよいのです。医学部に合格するという目的のために、数学の試験で○○点以上取るという目標をたてます。これを繰り返すと、ある日のスケジュールに、ベクトルが解けるようになるという目的のために、数学の問題集を3ページやるという目標が入ることになります」。

「このように、勉強をする時には“目標と目的”を明確にしましょう。これを意識しないと、勉強の効率が悪くなります。目標が達成できれば、さっさと次に進めば良いのです。達成できているのに、勉強時間を長くとる必要はありません」。

さらに続けて、西岡講師は目標をたてる方法や思考法を解説しました。

「目標をたてる時に大切なのは、論理的思考法です。現状と目標の差を明確にし、“逆算”して小さな目標をたてるのです。今の点数と、本番の試験での目標点数に差があれば、その差を埋めれば良いわけです。差が大きければ、まずは過去問や次のテストで取りたい目標点数を決める。それが達成できたら、次の目標点数を決める。これを繰り返すことで、目標は達成できます。勉強は、現状と目標の差を埋めるためにやるのです」。

続けて、西岡講師は“時間の使い方”と“勉強する内容”について解説しました。

「スケジュールをたてる時には、“時間”の使い方も意識してください。注意してほしいのは、睡眠時間を削らないことです。試験が近づくと、焦りや不安で睡眠時間を削りがちです。しかしこれでは、間違いなく勉強の効率が落ちます。東大合格者の平均睡眠時間は、7.7時間です。想像より睡眠時間が多いと思いませんか?」。

「また、勉強時間が足りないと思ったら、隙間時間を有効に使いましょう。たとえば通学時に、電車の中で単語を覚えれば、その時間は通学時間ではなく勉強時間になります」。

「極論すると、勉強をするということは、勉強する内容を決めるということです。目標に対して今の自分に足りないものを考え、勉強するべきことを自分で決めて実践していく必要があります」。

その後、自分がやるべき“勉強する内容”の決め方が解説され、この日のワークが終わりました。

西岡講師はこの日のワークのまとめとして、熱い口調で生徒にこう語りかけました。

「この数ヶ月の過ごし方で、人生が決まるかもしれません。あるいは自分の人生の中で、一番大きな挑戦になるかもしれません。ですから悔いのないように、自分のベストを尽くしてください」。

真剣な表情でうなずく生徒たちに、“最後までベストを尽くす”という強い意志が感じられました。

生徒インタビュー

ワークの終了後、生徒に感想を聞きました。話を聞かせてくれたのは、H.H.さんです。今日のワークは、彼女の役に立ったのでしょうか?

Q:今日の授業を受けて、すぐに役立つと思ったことはありますか?

H.H.さん:期末試験が2週間後にあるので、役立つ内容がたくさんありました。目標と目的をしっかりと持ち、目標点数を決めて試験に望むという内容が、特に参考になりました。これまでは試験の結果にばかり意識が向いてしまっていたので、試験を受ける前にやるべきことをしっかりと実践したいと思います。

Q:その他に、実践したいと思った内容があれば教えてください

H.H.さん:東大生講師の体験談が、とても参考になりました。たとえば部活と勉強を両立する方法や、睡眠時間はしっかり取った方が良いといった話です。東大生は部活をせず、睡眠時間も削って勉強をしているものだと想像していたので、とても驚きました。確かに、無理をしながら勉強を続けることは困難です。こうした体験談には多くのヒントがあるので、私も真似をしようと思っています。

Q:東大生講師について、どのような印象を持ちましたか?

H.H.さん:どの講師も、自分がやりたいことや、やらなければならないことを明確にして、やりきっている点がすごいと感じています。やりたくないから後回しにする人は、私も含めて多いと思います。そうではなく、具体的にやるべきことを決めて、コツコツと努力をしてやり切る点が大きな違いだと感じています。私も、そのような行動ができる人になりたいと思いました。

H.H.さんは、日本大学の難関学部を志望しています。「試験が9月に迫っているので、今日のワークで学んだ内容を実践し、最後まで頑張ります」と、力強く答えてくれました。

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