リアルドラゴン桜プロジェクト

学校法人 目黒日本大学学園 目黒日本大学高等学校

Vol05
2022.9.1
東大生座談会:大学・学部選びの、軸になるものを見つけよう!

夏休みが終わったばかりの9月1日、始業式の終了後にリアルドラゴン桜プロジェクトのワークが開催されました。この日のプログラムは、 “東大生座談会”です。テーマは、“どの大学・学部を、なぜ目指すのか?”。東大生との座談会を通じ、大学や学部を選ぶ際に、自分が大切にする軸となるものを見つけようという趣旨です。

参加するのは進学コースの高校1年生です。目黒日大高校の進学コースでは、2年生から文理選択がおこなわれます。自分の将来を考え、志望大学や学部を検討し、文理選択をするタイミングが近づいているいま、あらためて自分は将来何をしたいのか、何を大切にしたいのかを考える、良い機会となりました。さっそく、座談会の様子と参加した生徒の感想をお伝えします。

自分が大切にしているものは、何だろう?

この日、目黒日大高校に5名の東大生が集まりました。東大生を代表して、永田講師がワークの冒頭、生徒たちにこう語りかけます。

「今日のテーマは、“どの大学・学部を、なぜ目指すのか?”です。今日のワークをきっかけに、ぜひ自分だけの、大学・学部選びをする時の基準を見つけて欲しいと思っています」。

「なぜなら、なんとなく決めた志望校のために、受験勉強を続けることは困難だからです。仮にその志望大学や学部に合格しても、そこに意味を見いだせず、つまらない大学生活を送ることになってしまうかもしれません」。

「本来は、将来やりたいことや興味があることを実現するために、大学や学部を選ぶのが理想です。しかし高校1年生のいま、まだ自分の考えがまとまっていない人もいるかと思います。そのヒントを、東大生との会話の中から見つけてほしいと思っています」。

永田講師はこう言うと、行きたい大学や学部を選ぶ時の基準を、3例あげました。

・かっこいい自分になりたい
・今の自分から変わりたい
・大学で学びたいことや、やりたいことがある

それぞれの基準の意味が解説されたあと、生徒たちはさっそく個人ワークをはじめました。自分はどのタイプに近く、なぜそう思うのかをワークシートに記入します。

ほとんどの生徒がワークシートの記入を終えた頃、永田講師はこう語りました。

「自分の考えがまとまっていない人は、このワークシートの記入が難しかったと思います。そのような人は、このあとおこなわれる座談会で、東大生の経験談を聞いたり質問をしたりして、参考にしてください。主役はみなさんです。大学や学部選び以外のことを質問しても大丈夫です。勉強法など、気になることは何でも質問してください」。

多くの生徒が、座談会で質問したい内容をワークシートにメモしていました。貴重な機会を有意義な時間にしたいという、熱い気持ちが感じられました。

東大生の経験談とアドバイスを参考にしよう!

こうして座談会がはじまりました。5つのグループにわかれた生徒たちのもとへ、東大生が入っていきます。

最初に東大生が、自己紹介とともに大学や学部を選んだ理由を話し、その後は生徒たちが自由に質問をします。どのグループでも、積極的に生徒から質問が出ていました。質問の内容は、大きく分けて3つです。その一部をご紹介します。

■将来や大学・学部選び、文理選択について
・第一志望の大学や学部を決めた時期
・文系学部と理系学部の、就職面での違い
・文理選択をした時の理由や、悩んだこと
・やりたいことが見つからない時に、何をすればよいか

■具体的な勉強法について
・科目別の具体的な勉強法
・受験勉強を本格的にはじめた時期
・勉強のモチベーション維持方法
・定期試験や模試の勉強法や活用法
・勉強の環境(どこで、どのように勉強をしていたか)

■その他(高校生活や大学生活について)
・部活や学校行事と勉強の両立をどのようにしていたか
・大学生活について(充実していると感じることについて)

生徒たちが真剣に自分の将来を考えていることは、その質問がとても具体的であることからも容易に想像がつきました。その熱意にこたえ、東大生たちは誠実に自分の意見を語り、アドバイスを続けました。

最後に永田講師は、こうまとめました。

「やりたいことが見つからない、文理選択で悩んでいるという質問が複数ありました。でも、安心してください。悩んでいるということは、考えているということです。ですから、とても良いことなのです。今後も、先生やいろいろな人に話を聞き、考え続けてください。その過程で、自分がやりたいことが見つかるかもしれません」。

「もうひとつ、アドバイスがあります。志望する大学や学部を決める時の理由は、完璧ですばらしいものでなくても良いと僕は思っています。漠然とこの方向に進みたいというものでも良いので、まずは自分がどうしたいのかを考えてください」。

「ただ、自分の考えが決まったら、走りはじめてください。その目標に向かって走り出すと、景色は変わります。見える世界が変わるのです。だから、自分を信じて走り出してほしいと思います」。

こうして、東大生座談会は終わりました。生徒たちは、最後まで熱心にメモをとっています。この経験が、自分の将来を考えるきっかけとなることを願ってやみません。

生徒インタビュー

座談会の終了後、生徒にインタビューしました。話を聞いたK.Y.くんの感想をご紹介します。

Q:東大生座談会に参加し、どう感じましたか?

K.Y.くん:通常のワークよりも、東大生との距離が近くて良かったと感じています。小人数のグループに1人東大生が来てくださったので、気軽に質問をすることができました。

Q:大学や学部選びで、参考になった話はありましたか?

K.Y.くん:東大生の体験談をたくさん聞くことができ、とても貴重な時間でした。中には失敗談もありましたが、その話もリアリティがあり、参考になりました。できるだけ早く将来やりたいことを決めたほうが良いという話が、特に参考になりました。最低限でも文系か理系かを早めに決めて、大学や学部について考えたいと思います。

Q:文理選択をするうえで、参考になった話はありましたか?

K.Y.くん:僕はまだ、文理選択でどちらにするかを決めていません。好きな科目が文系にも理系にもあり、迷っていました。ですので、文理選択の話はとても参考になりました。得意な科目とか苦手な科目ではなく、興味を持てる分野が理系か文系かという視点で考えたいと思います。

Q:勉強法について、参考になった話はありましたか?

K.Y.くん:はい。特に、勉強のリズムに関する話が参考になりました。勉強のモチベーションとは関係なく、時間を決めて勉強をするという話です。やる気に関係なく、習慣化することが大切だというアドバイスは、その通りだなと思いました。

Q:多くの東大生と直接話をして、どのように感じましたか?

K.Y.くん:想像していたよりも、普通の人でした(笑)。東大生は、「勉強だけやってきた人」というイメージだったので。高校時代に運動部の部活をやっていた人も多く、意外でした。ただ、部活の終了後には、どれだけ疲れていても毎日勉強をしていたという話を聞き、継続してちゃんと勉強をしていた点が違うのだと思いました。

インタビューの終了後、K.Y.くんは「今日の座談会は始業式の直後に開催されましたが、とても良いタイミングだったと思います。気持ちが引き締まりました。2学期もがんばろうという気持ちになりました」と、目を輝かせて語ってくれました。

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