リアルドラゴン桜プロジェクト

日本大学櫻丘高等学校

Vol 09
2019.11.9
ありのままの姿を見ることができる、授業公開

11月9日に、日大櫻丘高校の授業公開が実施されました。普段と同じ授業をおこない、ありのままの授業や学校の施設を見ることができる機会です。対象は日大櫻丘高校への進学を考えている生徒・保護者や在校生の保護者など。予定されていた300組は、事前予約の開始直後に定員に達するほどの人気でした。日大櫻丘高校では、普段どのような授業がおこなわれているのでしょう。

ICT教育
全教室に電子黒板を導入

日大櫻丘高校ではICT教育に力を入れています。その一例が、すべての教室に導入されている電子黒板や1・2年生全員に配布されているタブレット。電子黒板は図や動画などの資料を投影することはもちろん、タブレットで生徒の解答結果を集計することもできます。この日の授業公開で、実際に活用されている様子を紹介しましょう。

■古典の授業での活用例
1年生の古典の授業では、更級日記を学んでいました。市橋先生は生徒たちの手元にある教材と同じ内容を、電子黒板に投影します。そして単語活用を生徒に質問していきました。生徒が解答すると、その内容を電子ペンで画面上に加筆し、解説をおこなっていきます。さらに、関連する活用の事例なども次々に表示していきました。

生徒に感想を聞くと、
「テキストと同じ内容が表示されて、そこに加筆されていくので理解がしやすいです」
「新たに書くのではなく、表示されている画面に加筆されるので、どんどん授業が進んで効率的です」
といった好意的な意見が多数でした。
単なる投影だけでなく加筆をすることで、よりわかりやすく効率的な授業内容になっているようです。

■英語の授業での活用例
別の活用例も紹介しましょう。1年生の英語の授業では、パソコンと連動して電子黒板を使用していました。土屋先生は画面に英文を表示し、まずは先生がテキストを読み、生徒が続いて声を発していきます。その後、単語や文法の解説がおこなわれました。続いて先生がパソコンを操作すると、ネイティブの発音が流れてきます。画面も音声と連動して切り替わっていきました。

生徒の感想は
「ネイティブの発音やアクセントを聞くことができるので、ヒアリングの勉強になります」
「難しい発音の単語は何度も聞くことができるので、耳に残って覚えやすいです」
と、こちらも好評でした。

アクティブラーニング
主体的に学びあう授業

日大櫻丘高校では、アクティブラーニングにも力を入れています。その様子も紹介しましょう。この日の数学の授業は、新しい単元に入ったところでした。伊東先生は、まず解説をはじめました。先生は基本的な考え方を伝えるものの、生徒は少し戸惑っている様子です。問題をいくつか解きながら解説を続けた後、先生は「残り30分で6問を解きましょう。いつものように『歩き回り』OKです」。すると生徒たちはあちこちに移動し、小グループを作りました。そしてお互いにわからない点を質問したり、教えあいはじめたのです。グループ全員がわからなければ他のグループに聞きに行ったり、先生に質問をしたりして解決していきます。最初は「わからない」という声がちらほら聞こえましたが、次第に「わかった!」という大きな声が聞こえてくるようになりました。

生徒に『歩き回り』の時間について感想を聞くと
「普段からやっています。上手に教えられないということは、まだわかっていない点もあると気がつくこともできるので自分のためにもなります」
「授業中に手を上げて、わからない点をその都度すべて質問することは難しいです。でもこのやり方だとその場で解決できるのが良いと思います。今日のように新しい事を勉強する時は、わからないまま進むことがないので安心できます」
と、大好評でした。

伊東先生にも意図を聞きました。
「一般的な授業だと、質問した生徒しか疑問を解決できません。質問できなかった生徒は、理解ができないまま授業が進んでしまいます。その状況を作りたくないのです。この形だと、お互いにどんどん質問できますし、理解をしてから次に進むことができます。限られた授業時間の中で、疑問を解決し理解できた生徒を最大にすることが可能だと思っています」。

先生の意図と生徒の感想が、みごとに一致していました。

参加者の感想は?
好評だった授業内容と学校施設

こうして授業公開が終わりました。参加者はどのような感想を持ったのでしょう?アンケートを見ると、以下の感想が大半でした。
・工夫された授業が魅力的だった
・生徒が挨拶をしてくれ、校風が良いと感じた
・学校の施設がすばらしく、充実している

この日の参加者は、授業を見学するのと同時に、校内も自由に見ることができました。授業内容や校風の良さに加えて特に多く挙げられたのが、学校の施設が充実している点です。最後に、好評だった施設の一部を紹介しましょう。