リアルドラゴン桜プロジェクト

日本大学櫻丘高等学校

Vol06
2021.11.27
自分の性格に合った学習計画をたてよう!

11月下旬に、日大櫻丘高校でリアルドラゴン桜授業がおこなわれました。この日のテーマは“計画の立て方”です。誰もが定期試験などの前に、勉強の計画を立てます。しかし、その計画通りに勉強ができなかったという経験を持つ人は少なくありません。この日の授業では、そうならないように、計画通り勉強を進めることができる方法を学びます。さっそく、この日の授業の様子を、生徒インタビューとあわせてお届けしましょう。

性格は2タイプある! 自分の性格を知ろう

この日の講師である永田さんは冒頭、生徒たちにこう語りかけました。

「勉強の計画を立てたけれども、その通りに勉強できなかったという経験がある人はいますか?」。

大半の生徒が手を挙げました。

「ですよね。僕も、計画通りに勉強ができなかった経験があります。では、なぜ計画通りに勉強が進まないのでしょう? 実は自分が立てた計画が、そもそも自分に合っていない可能性が高いのです。そこで今日は、自分に合った計画の立て方を学びます」。

「ポイントは2つです。1点目は、人間は物事の進め方の違いで、大きく2つのタイプに分かれるということです。自分の性格がどちらのタイプなのかを、まずは知ることが大切です。2点目は、自分のタイプに合った学習計画を立てるということです」。

永田講師によると、“保全型”・“拡散型”と呼ばれる2つのタイプには次のような特徴があるそうです。

“保全型”:失敗したくないと思う気持ちや身近な成功体験から、目標を持って一歩ずつ成長しようとするタイプ。何かを始めたら、終わるまでなんとなく不安に感じる人は“保全型”

“拡散型”:面白そう・楽しそうといった感情を優先して行動し、興味のあることにはどんどんチャレンジするタイプ。一度物事を始めても、途中で別のことが気になったら移ることができる人は“拡散型”

簡単に自分のタイプを見分ける方法として、永田講師は読書のスタイルを例にあげました。一冊の本を最後まで読む人は“保全型”で、同時にいろいろな本を読む人は“拡散型”だといいます。

生徒たちは自分が“保全型”なのか“拡散型”なのかを考え、周囲の人と結果を共有しました。「自分がどのタイプなのかを考えたことはなかった」、「自分は“拡散型”だけど、集中力がなくて駄目なのだと思っていた」などの声が上がっていました。

最後に永田講師は、こうまとめました。

「大学受験で、“保全型”と“拡散型”の優劣はありません。ただし、自分がどちらのタイプなのかを知っていることはとても重要です。それぞれのタイプに合った計画の立て方と勉強法があるからです。自分は“拡散型”なのに“保全型”の計画を立てて勉強をしている人は、実はたくさんいると思います。そのような人は自分に合わないやり方をしているのでやる気も出ないし、効率も悪くなります。そして結果的に、計画通りに勉強が進まなくなるのです。自分に合ったやり方をすればやる気も出るし、効率も上がります。授業の後半では、それぞれのタイプに合った計画の立て方と勉強法を学びましょう」。

自分の性格に合った計画と勉強法とは?

授業の後半では、実際に自分の勉強計画を立てます。永田講師は、こう力説しました。

「この計画を立てる際に、もっとも大切なのが自分の性格です。タイプ別に意識するポイントが違うので、これから解説します。自分の性格に合った計画の立て方と勉強法を、しっかりと理解してください」。

永田講師が解説したタイプ別のポイントを、一部ご紹介しましょう。

“保全型”の勉強方法:勉強する場所は固定し、1日ごとのノルマを決めて確実に消化する
“保全型”の計画の立て方:事前にやることを決めない予備日をかならず作る。1日のノルマを消化できず、計画通りに勉強が進まないとストレスになる。それを予備日で解消することで、達成感を味わえる

“拡散型”の勉強方法:勉強する場所は気分で決め、1週間でノルマを消化する
“拡散型”の計画の立て方:いろいろな科目を勉強すると、やったこととやれなかったことが把握できなくなる。そこで付箋を使い、全体を把握できるようにする

両方に共通するのは、具体的にノルマを数字で書くことです。問題集を1日に3ページやる、1日で10個の単語を覚える・・・など、具体的に書くことが重要だと永田講師は解説しました。

その後生徒たちは、英数国の中から科目を選び、冬休み中の勉強計画を立てはじめました。永田講師は生徒たちの間をまわり、次々と寄せられる質問に答えていきます。そして最後にこうまとめました。

「みなさんが立てた勉強の計画は、冬休みが終わったあと、すべて東大生が確認します。“保全型”の人は毎日コツコツと、ノルマを一つ一つ終わらせましょう。“拡散型”の人は興味があることを、どんどんやっていきましょう」。

生徒たちは、自分の性格に合った計画を立て、自分の性格に合った勉強法で冬休みを過ごします。その成果が出るのが楽しみです。

生徒の声:社会に出てからも役立つ授業です

授業の終了後、生徒に話を聞きました。リアルドラゴン桜授業は、生徒にとってどのような刺激や学びがあったのでしょうか。

Y.T.くん

Q:今日の授業の感想を聞かせてください
Y.T.くん:今日は計画の立て方を学びましたが、とても参考になりました。特に、予備日を設けるという考え方が勉強になりました。僕は今まで、計画を詰め込んで立てていました。この方法だと、何かの影響で計画通りに勉強ができないことが一回あると、それを挽回することが難しかったのです。永田講師の「計画なんてその通りにはできない。だから挽回する時間を作っておきましょう」という言葉は、その通りだなと感じました。

Q:これまでのリアルドラゴン桜授業で学んだことはありますか?
Y.T.くん:勉強に対する向き合い方や勉強方法を教えていただけるので、大学受験にとても役に立つと思います。ただ、それだけではなく、社会に出てからも役に立つことを教えていただいていると思っています。たとえば、“戦略的思考法”などは、社会人が仕事で使っている考え方だと教わりました。ただ勉強ができてテストの点が良くても、社会に出てから活躍できるかどうかはわかりません。しかし、社会人も使っている思考法を身につけていれば、きっと活躍できるのではないかと思っています。

Q:一番印象的だった授業は何ですか?
Y.T.くん:座談会です。多くの東大生の話を聞くことができたので、参考になることがたくさんありました。たとえば勉強に行き詰まった時に、場所を変えて勉強をするとか、腹筋をして気持ちを切り替えるといった話を聞きました。高校生は、定期テストの科目が中学よりもはるかに多く、勉強時間が長くなるので疲れてしまうことが多くあります。そんな時のリフレッシュ方法は、どれも東大生の体験談なのでとても参考になりました。

Q:東大生の印象を教えて下さい
Y.T.くん:とても個性的で、全員が自分の考え方をしっかりと持っていると感じました。その一方で、共通点もあると思います。それはコミュニケーション能力の高さです。生徒の前に出て講義をするのは、難しいことだと思います。それでも、わかりやすく説明してくださいます。きっと、どう伝わるかをものすごく考えているのだと思います。社会に出て仕事で会議をする時にも、きっとわかりやすく説明をしたり、積極的に参加したりする必要があるはずです。東大生はこうした力があるので、社会に出ても活躍されているのだろうなと思いました。

Y.T.くんは、高校生活で“志望大学に合格する学力をつけるだけでなく、社会に出ても通用する力をつける”ことを意識しているそうです。彼が何度も口にした、「リアルドラゴン桜授業で学んだことは、社会に出てからも役立つと思います」という言葉が印象的でした。

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