リアルドラゴン桜プロジェクト

学校法人誠恵学院 誠恵高等学校

Vol02
2020.7.15
ついに実現した対面授業
授業のテーマは『なぜを問う』

7月15日、今年度の授業では初となる、対面でのリアルドラゴン桜授業が開催されました。実はこの対面授業を、生徒たちは心待ちにしていたのです。オンライン授業について生徒に感想を聞くと、「特に問題はないですが、やはりコーチに直接会って話を聞きたい」という意見が数多く寄せられました。こうした生徒の気持ちに応える形での対面授業。今回は西岡コーチと、布施川コーチの2名が参加します。初の対面授業はどのようになるのでしょう? 生徒たちの感想とともに、授業の様子をお伝えします。

日常生活で目にすることの
理由や原因を考えよう

「昨年も受講したみなさん、お久しぶりです!そして今年から受講するみなさん、はじめまして!やっと会えましたね!」。西岡コーチは授業の冒頭、明るく挨拶をします。生徒たちも、明るく挨拶をかえしました。やはり対面授業は、生徒にとって嬉しいようです。

西岡コーチはこう語りはじめました。「今日のテーマは『なぜを問う』です。すべての出来事には理由があります。日常生活で目にするもののすべてに、理由があります。自分が目にしたものに疑問を持ち、なぜなのだろうと考える思考方法を身につけましょう。この考え方を身につければ勉強にも役立つし、成績も上がるという話を今日はします」。

「たとえば誠恵高校がある沼津市は、なぜ『沼津』というのでしょう?その理由や由来を知っている人はいますか?」。西岡コーチの問いかけに、生徒たちは「沼が多いから」などと、次々に答えていきます。

「たくさんの意見を発表してくれて、ありがとうございます。僕が調べたところ、富士山の湧き水が豊富で昔は沼が多くあったことや、港に適しているなだらかな海岸があり、それを津と言ったそうですね。諸説あるかと思いますが、このように地名一つをとっても、由来や理由を知ることができます。このように疑問を持ち、調べて由来を知る人は、実は多くはありません。でも、調べて理由がわかると、二度と忘れないですよね?これが大切なのです」。

西岡コーチは続けます。「日々の生活を送る中で、出来事の背景や理由を知らないことはたくさんあります。その背景を知りたいという姿勢があると、理由がわかって記憶が定着する。だから成績があがるというわけです。これは、実感してもらうのが一番です。今度は、人気があるテーマパークの入場者数が、特に2010年代以降に伸びている理由を考えてみましょう。ちなみに人気があるテーマパークはこの間、どこも入場料金を値上げしています。にもかかわらず、入場者数が増えているのはなぜでしょう?」。

次々と生徒たちが考えを発表したあとで、西岡コーチが解説をはじめました。「この答えは、みなさんが聞いたことがある世の中の動きで説明できます。まずはスマホの普及です。人気があるテーマパークは、アトラクションの待ち時間も長いですよね?しかしスマホが2010年代に普及したおかげで、待ち時間の暇つぶしが出来るようになりました。スマホでゲームをしながら、あるいはSNSやネットを見て待つことが出来るようになると、待ち時間も苦痛ではなくなりますよね? また、LCC(格安航空会社)の台頭も大きな要因です。LCCによって、より多くの海外の人が、安く日本へ来ることが出来るようになりました。その分、日本での観光にお金をかけることが出来るようになったのです。だから多少の値上げがあったとしても、海外からの入場者は減らないのです。海外からの観光客が増えていることは、ニュースでよく目にしますよね? そのニュースを見た時に、なぜだろう?と考えることが大切なのです」。

なぜを問い続けると
成績が上がります

休憩をはさみ、続いて布施川コーチが話しはじめました。

「最近、外出自粛の影響で太ったという話をよく聞きます。実は明治維新以降も、太った人が急に増えました。力士も明治に入ってから、急に体重が増えたのです。なぜだかわかりますか?その理由は、西洋文化が流入したからです。もともと仏教では、殺生は良くないと教えられてきました。つまり獣の肉を食べることがなかったのです。ところが明治維新後に西洋文化が入ってきて、肉を食べるようになりました。さらに、貿易が盛んになり、江戸時代では貴重だった砂糖も口にすることが出来るようになりました。こうして日本人の体格は良くなり、太った人も増えたのです。このような問題は雑学のようですが、実際に東大の日本史でも出題されました」。

西岡コーチが続けます。「来年以降、このように考えさせる問題はさらに多く出されます。そのためにも、『なぜを問う』ことが重要になってきます。そしてこの考え方が身につくと、どの科目にも役に立ち、成績が上がることを今から話します。たとえば、Partyの意味は何でしょう?」。

生徒たちは「集団」「集会」などと答えていきます。西岡コーチはこう答えました。「いいですね。この単語は、集まっている感じがします。しかし、それだけではありません。Partyという単語には、他にも政党、舞台などの意味もあります。これをバラバラに丸暗記すると大変ですし、忘れたら思い出せません。しかし、Partという言葉が『一部分を分けること』と理解していれば、どうでしょう? apartmentは一つの建物が部屋でわかれているということですし、departは元々いた場所から別れて離れる、つまり出発するということです」。

西岡コーチはこうまとめました。「このように理解して覚えると、理解が深まり忘れることもありません。『なぜを問う』と成績が上がると言ったのは、こういう根拠によるのです。どの科目にも応用できる、とても大切な考え方だということがわかりましたか?」。

生徒たちは驚きの声をあげ、納得した様子で対面授業は終わりました。休憩時間や授業終了後も、熱心にコーチに質問をし続けた生徒たち。やはり対面授業は、生徒たちにとって貴重な機会となったようです。

昨年から参加している
3年生の想い

授業の終了後、昨年から参加している3年生にインタビューをしました。大学受験の年となり、どのような気持ちで参加しているのでしょうか。また、対面授業はどのように感じたのでしょう?

進学コース 3年生
S.Y.くん

現時点での志望校や将来について教えて下さい
---難関校を目指しています。大学では経営を学びたいと思っています。

リアルドラゴン桜授業の感想は?
---スランプになったり、やる気が出なかったりした時でも、授業を受けると前向きになれます。魔法のような授業だと思っています(笑)。

今後の授業に対しての要望はありますか?
---僕の場合、昨年の授業で行った東大見学やリクルート見学がとてもためになりました。最高峰の大学にいく学生や、多くのサービスを提供する企業で働く人から受けた刺激は、日常生活では得ることが出来ない貴重なものでした。今年はコロナ禍で移動が難しいかもしれませんが、今年もそのような機会があると嬉しいです。今年から参加する後輩にとっても、ためになると思いますので。

対面授業はどうでしたか?
---リモート授業でも不満はありませんでしたが、やはり直接コーチと話せると刺激が多く、充実していました。状況が許されるのであれば、今後も直接授業を受けられると嬉しいです。

進学コース 3年生
H.K.くん

進路について教えて下さい
---将来は文章を書く仕事をしたいと考えるようになりました。そのため、専門知識を学ぶことができる大学を目指しています。

2年目のリアルドラゴン桜授業に対する感想は?
---3年生になると、受け取り方が大きく変わることに驚きました。たとえば勉強との向き合い方の話は、昨年も最初の授業で聞きました。昨年は「なるほど…」くらいの感想でしたが、今年は「そうそう!」という感じです。

今年の授業に対する要望はありますか?
--- 3年生なので、具体的な勉強法を教えてもらえると嬉しいです。

対面授業に対する感想は?
---直接コーチに会うことができて、嬉しかったです。西岡コーチの熱意やギャグも、直接の方が強く伝わってきます。リモート授業よりも、刺激が多いと感じました。

ふたりとも、「今後も状況が許すのであれば、対面で授業を受けたい。ただ、仮にリモート授業になったとしても、貴重な機会なので無駄にはしません」と語ってくれました。

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