リアルドラゴン桜プロジェクト

学校法人誠恵学院 誠恵高等学校

Vol04
2020.11.27
効率よく勉強をするために、正しいスケジュールの立て方を学ぼう

11月27日に、誠恵高校でリアルドラゴン桜授業がおこなわれました。今回のテーマは、“スケジュールの立て方”です。たとえば勉強が予定通り進まなかったり、勉強したのに結果が出なかったりする時は、そもそもスケジュールの立て方が間違っていることがよくあります。そこで今回は、正しいスケジュールの立て方を学ぶことになりました。授業の内容と、生徒の感想をご紹介しましょう。

戦略的思考法を学ぼう

本日のコーチは、高橋コーチと西岡コーチです。授業の冒頭、高橋コーチはこう語りました。

「みなさんは、勉強が予定通り進まないとか、勉強をしたのに結果が出なかったという経験はありませんか? 僕はあります。あとで気がついたのですが、それはスケジュールの立て方が間違っていたのです。そこで、今日は正しいスケジュールの立て方をお伝えします。ぜひ、今日から実践してほしいと思います」。

「勉強はもちろんのこと、すべての物事に応用できる“戦略的思考”という考え方があります。
正しいスケジュールを立てるためには、この考え方を使う必要があります。まずはこの“戦略的思考”を学びましょう」。

高橋コーチはまず、基礎となる考え方の“戦略的思考”から説明をはじめました。

“戦略的思考”は3つに分けられます。
1現状分析:今の自分を知る
2理想把握:どんな自分になりたいかを考える
3方法論構築:1と2のギャップを埋めるために、具体的に何をするかを決める

高橋コーチは、次のように解説しました。「乗換案内のアプリをイメージするとわかりやすいと思います。今、沼津駅にいるとします。これが現状分析です。これから東大に行こうとします。これが理想把握です。検索をすると、経路の候補が表示されます。これが方法論構築です。まずは、このような簡単なケースで“戦略的思考”に慣れていきましょう」。

その後生徒たちは、日常生活で起こる親しみやすい例題で、“戦略的思考”の考え方に慣れていきました。最初のうちは簡単な例題なので、スムーズに進みます。しかし条件が増えてくると、考える時間が増えてきました。

西岡コーチは、こう補足します。「“戦略的思考”をおこなうためには、正しい情報を得ることが大切だということが理解できたと思います。乗換案内のアプリでも、出発地と目的地が正しくなければ、経路も間違ってしまいます」。

「もう一つ、お伝えしたいことがあります。“戦略的思考”は、さまざまな角度から考えることが大切です。何を優先するのかによって、内容が変わることを覚えておいてください。経路選択でも、早さ、金額、楽などの優先順位で最終的な選択は変わりますよね。答えは一つではないので、だからこそ論理的に、よく考えることが必要です」。

こうして“戦略的思考”を学ぶ、授業の前半が終わりました。

時間の概念を取り入れ、具体的に考えよう

授業の後半ではスケジュールの作り方を学びます。高橋コーチは、こう語りました。

「ここまで“戦略的思考”を学んできましたが、これだけでは正しいスケジュールを作ることはできません。その理由は、時間の概念が入っていないからです。方法論構築が勉強する内容にあたりますが、それをいつまでにやるのかを決めておかないと、実行できないのです。また、勉強する内容も、細かく分類して具体的なものにします。これができていないと、スケジュール通りに実行できたかどうかを確認することすら出来ません」。

「だから、具体的にいつ、何をやるのかを決めることがとても重要になってきます。これを、今まで学んできた戦略的思考法に取り入れるのです」。

高橋コーチによると、“戦略的思考”でスケジュールを作るポイントは2つあります。
1つめは、時間の概念です。たとえば理想把握では、1年後の理想を決めるだけでは毎日の状態と繋がりません。そこで時間を、分割していきます。1年後にこうなっていたいのであれば、月ごと、週ごとにどうなっているべきかを考えて、最終的に1日ごとの理想を作るのです。

2つめは、具体化です。これを現状分析にあてはめてみましょう。“数学の偏差値が低かった”といっても、数学にはさまざまな分野があります。そこで、どんどん分解していきます。分野ごとに確認すると、確率の問題ができていなかったことがわかったとします。その確率の問題は、基礎・応用・発展問題の何ができていなかったのかを確認します。こうすることで、何ができていなくて、何ができているのかがわかるのです。

高橋コーチは次のように語りました。「『模試の結果が悪かった』と、友達と話すことはありませんか?そうではなく、『模試の数学の確率の基礎ができなかった』と会話できるようになりましょう。こうなると、できなかった部分が明らかになるだけでなく、できている分野もわかります。自信を持つこともできるのです」。

さらに詳しい解説のあと、生徒たちは自分の勉強のスケジュールを作りはじめました。そして最後に高橋コーチは、こう語りかけました。

「今日学んだ方法で、ぜひ自分のスケジュールを作って下さい。そうすると、毎日の勉強でやるべきことがわかり、その日の夜に寝る時、『今日もスケジュール通りできた』という達成感を味わえます。1日の成長はとても小さなものです。でも、その積み重ねで1年後には大きく成長できるのです」。

多くの生徒が、「今までのスケジュールの立て方は、間違っていた」、「そもそも現況分析がまったくできていないことがわかった」と口にし、授業終了後もコーチに質問をしていました。冬休みのスケジュールを立てようと話し合う生徒もいます。きっと、これまでとは違うスケジュールを立てられるのではないでしょうか。

同じ単語帳を使い、
問題を出しあっています

授業の終了後に、生徒の感想を聞きました。進学コース1年のH.I.くんと、S.S.くんです。

H.I.くん

S.S.くん

---リアルドラゴン桜プロジェクトに参加した理由を教えて下さい
H.I.くん:学校説明会で存在を知りました。最初は自分には縁がないかなと思っていましたが、高校に入って自分を変えたいと思い、参加を決意しました。

S.S.くん:入学前に、校長先生と面談の機会がありました。その時に、このプロジェクトがあることを知りました。「勉強面ではこのプロジェクトもあるので心配しなくて大丈夫」と聞き、入学した時点で参加を決めていました。

---もっとも印象に残っている授業を教えて下さい
H.I.くん:通常の授業とは異なる事も教えてもらえるので、毎回印象に残っています。その中でも一番印象に残っているのは、問題の解き方です。例えば英語で知らない単語があっても、知っている単語から類推していく方法を教えてもらいました。それが印象に残っています。

S.S.くん:教えて頂く内容が自分の考えと違うことに毎回気づき、毎回印象に残っています。まさに今日の授業もそうでした。夏休みの勉強の計画はこれまでも立てていましたが、理想の計画をいきなり立てただけでした。今日の授業で、1日にやることまで分解して落とし込む事ができていなかったのだとわかりました。行動まで落とし込むことを、今後はやります。今日の授業が、一番ためになりました。

---実際に実行している、または心がけていることはありますか?
H.I.くん:ノートの使い方は、教えていただいた通りにやっています。右に問題を貼って左に回答を書くやり方です。出来なかった問題は保存して、数日後にまたやるという方法を実行しています。実際にやると、出来ていない内容がひと目でわかるので、とても良いです。

S.S.くん: H.I.くんは、色々な科目でそれを実行しているのを知っています。英単語でもやっているし、徹底してやっているのがすごいですね。僕が実行しているのは、英単語の覚え方です。長い単語を意味に分けると、しっかり理解できるし覚えやすいので助かります。

---最後に、東大生の印象を教えて下さい
H.I.くん:東大生はまじめで近寄りがたいイメージでした。でも、たとえば西岡コーチは気さくで、面白い人だなあと思いました。
S.S.くん:東大生だから、すごく上から目線で話すのかなと最初は思っていました。ところが、明るく、身振り手振りもふくめて、みんなが理解できるように丁寧に教えてくれます。僕たちと同じ目線で語ってくれるのが、とても嬉しいです。とても感謝しています。
H.I.くん:一方で、ものすごく頭が切れるコーチもいました。色々なタイプの人がいるのも楽しいです。

H.I.くんとS.S.くんは、勉強もよく一緒にするそうです。2人で同じ単語帳を使っていて、問題を出しあったり、わからない単語を確認したりするとか。「1年生でこのような授業を受けることが出来て、本当に感謝しています」と語る2人の笑顔が印象的でした。

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