リアルドラゴン桜プロジェクト

学校法人誠恵学院 誠恵高等学校

Vol06
2021.1.8
【3年生インタビュー】2年間、リアルドラゴン桜授業に参加して得られたこと

1月8日、新年最初のリアルドラゴン桜授業がおこなわれました。テーマは“説明”です。前回授業の最後に、正しく理解が出来ていれば“説明”ができることを学びました。今回はその続きで、実践編です。はたして生徒たちは、うまく“説明”することができるのでしょうか? 2年間リアルドラゴン桜プロジェクトに参加した、3年生の声とあわせてご紹介します。

“三日坊主”を英語で説明しよう

授業が始まると、さっそくワークがはじまりました。問題は、『“三日坊主”を英語で説明しなさい』というものです。

次々と発表される生徒の答えを確認した西岡コーチは、こう語りました。「実はこの問いは、東大の入試で出されたものです。この問題は、覚えている英訳を答えればよいというものではありません。“三日坊主”の意味を考え、その意味が正しく伝わるように英語で答える必要があるのです。このような問題は入試でよく出され、本質を理解していなければ答えることができません。また、かみ砕いて説明する必要も出てきます。単に暗記するだけの勉強では、答えられないのです」。

「数学の公式を説明しなさいという問題もよく見かけますね。それも同じで、本質を理解しているかを問われているのです。ではどうすれば、自分が本質を理解しているかどうかがわかるのでしょう? 一番簡単な方法は、人に説明することです。説明をしていて、どこかで説明がうまくできない部分があったとします。その説明に困った部分が、自分の理解が浅い部分なのです。今日は、徹底的に“説明”をする練習をします」。

この日の授業では、徹底的に“説明”の練習をすることになりました。

カタカナを使わずに説明しよう

その後生徒たちは、近くの座席の生徒と、お互いに説明をするワークにとりかかりました。

中でも特に盛り上がったのが、『カタカナを使わずに説明しよう』という問題でした。題材は次の4つです。
・パート
・ポーズ
・ディスタンス
・モチベーション

説明をしている途中でついカタカナを使ってしまった生徒は、悔しがります。カタカナを使わないことに意識が集中し過ぎ、意味がまったく伝わらない説明をした生徒の周りでは笑いが起きました。

続いて生徒たちは、お互いに自分が作った問題を出し合うワークをおこないました。問いとするカタカナの言葉を考え、カタカナを使わないで説明をしてもらいます。相手が正解すれば、説明した人が勝ちとなるゲームです。

西岡コーチはこう語りかけました。
「正しく、そして深く理解できていないと、簡単な単語でも説明するのが難しいということがわかりましたか?簡単で楽しくできるので、これからもぜひ休み時間などでやり続けてください」。

生徒たちはその後も、説明をするワークをひたすら続けました。西岡コーチは最後にこうまとめます。

「人に何かを説明できる状態になっているということは、より深く、正確に理解できているということです。その状態になっていれば、良い点が取れるレベルになっているということになります。ですから人に説明をする習慣を、これからも持ち続けてください」。

入試を控えた3年生の感想

授業の終了後、入試直前の3年生に今の気持ちを聞きました。彼らは2年生の時からリアルドラゴン桜プロジェクトに参加しています。2年間のリアルドラゴン桜プロジェクトは、自分にとってどのような存在だったのでしょう?

進学コース 3年生
S.Y.くん

---志望校や学部に変わりはありませんか?
S.Y.くん:はい、経営を学びたいという気持ちに変わりはありません。初志貫徹で、ベストを尽くします。

---リアルドラゴン桜プロジェクトに参加した2年間の感想を聞かせてください
S.Y.くん:他では体験することが出来ない、とても貴重な経験だったと思います。このプロジェクトに参加していなければ、将来の夢や進路について、ここまで真剣に考えられなかったかもしれません。単に勉強を教わるだけでなく、将来について考えることができたので、とても感謝しています。

---最も大きな影響を受けた授業は何でしたか?
S.Y.くん:2年生の時の夏休み特訓です。何をやってもOKで、寝ていても良いと言われた時は驚きました。自分で考え、積極的に学ぶことが大切だという趣旨だったのですが、それまでは受け身の勉強をしていたので衝撃を受けました。これがきっかけとなり、主体的に自分で考え、学ぶ習慣が身についたのだと思います。

---勉強以外で、印象に残っている話はありますか?
S.Y.くん:勉強の時給や、生涯賃金の話が印象に残っています。僕はスーパーカーが好きなのですが、高価なので買うのは難しいかなと思っていました。しかしこの話を聞いて、勉強を頑張れば手に入れることができるかもしれないと思うようになりました。本質的ではありませんが、とてもモチベーションが上がる話でした(笑)。

---最後に、コーチや先生に向けたメッセージをお願いします
S.Y.くん:このような場を作ってくれた学校、先生やコーチに、感謝しています。誠恵高校に入学したからこそ、リアルドラゴン桜授業を受けることができました。自分のやりたいことや夢を持つきっかけになりましたし、成績も1年生の時と比べると大きく上がりました。本当に、関わってくださった皆さんに感謝しています。ありがとうございました。受験では、全力を出し切ってがんばります!

進学コース 3年生
H.K.くん

---将来の夢や志望校に変わりはありませんか?
H.K.くん:はい。文章を書きたいという夢があるのですが、変わりません。志望校も変更していません。楽観視をしてはいけませんが、かならず合格するつもりでいます。

---2年間のリアルドラゴン桜授業を振り返り、感想を聞かせてください
H.K.くん:リアルドラゴン桜授業を受けていなければ、一般入試での大学合格を目指してここまで頑張っていなかったと思います。深く考えずに、推薦入試で行ける大学へ進学していたのではないでしょうか。中学までの自分とは、全く違う自分に成長できたと思います。人生の中で、とても大きな影響を受けた機会だったと思います。

---その大きな変化を、保護者の方はどう感じているのでしょう?
H.K.くん:言葉には出しませんが、とても驚き、喜んでいると感じています。中学の時は、家であまり親と話すことがありませんでした。今では毎日、とても多くのことを親と話しています。今日の授業で教わった通り、“説明”は重要ですから(笑)。

---勉強以外で、印象に残っていることはありますか?
H.K.くん:2年生の時の、東大見学やリクルート見学が記憶に残っています。大学や社会のことを、自分の目で見て感じることが出来たからです。この経験は、将来を考える上でとても参考になりました。

---最後に、メッセージをお願いします
H.K.くん:僕は運命論者ではありませんが、強い運命を感じています。誠恵高校に入学していなければ、リアルドラゴン桜授業を受けることはできませんでした。また、学年が少し違っていても、受けることが出来なかったわけです。多くの偶然が重なり、このような素晴らしい機会と出会うことができました。ですから、無駄にはしません。まずは受験を全力でがんばり、結果を出します。その先の人生でも、ここで教わったことを活かしていきたいと思います。2年間、ありがとうございました。

2人とも、リアルドラゴン桜プロジェクトによって大きな影響を受け、自分がとても変わったと話してくれたことが印象に残りました。そして後日、嬉しいニュースが届きました。2人とも志望大学に合格したそうです。リアルドラゴン桜授業で学んだ内容を、きっとこれからの人生でも活かしてくれることでしょう。

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