リアルドラゴン桜プロジェクト

学校法人 明徳学園相洋高等学校

Vol04
2022.8.24
【夏季短期集中講座・東大生座談会】基礎固めの大切さを学んだ、貴重な1日

残暑厳しい8月末に、相洋高校で特進コースの夏季行事、“夏季強化学習会”が3日間にわたり開催されました。学力強化をはかるこのプログラムの内容は、多岐にわたります。その中のひとつとして、リアルドラゴン桜プロジェクトの“夏季短期集中講座”も実施されました。

今回は、1年生の様子をレポートします。テーマは“基礎固め”です。1年生のいま、もっとも大切なのは基礎を固めること。その重要性を学ぶ1日となりました。

“夏季短期集中講座”では、授業のほかに東大生座談会も開催されました。4名の東大生講師が、少人数のグループにわかれた生徒たちの疑問や悩みに答えます。気軽に質問ができ、とても盛り上がった座談会の様子とあわせてご紹介します。

【授業レポート】
基礎の大切さを実感しよう!

この日、4名の東大生が講師として参加しました。その経歴はさまざまで、文系・理系、塾に行かずに現役合格した人や2浪の末に合格を勝ち取った人など、多岐にわたります。

多くの東大生講師が教室に並び、生徒たちは緊張した様子で授業の開始を待っています。しかしその雰囲気は、東大生講師の挨拶で一気にやわらぎました。ある講師が、担任の倉田先生の教え子だったのです。その講師が倉田先生の癖を披露すると、生徒たちは「いまと同じだ!」と盛り上がりました。

こうして始まったこの日のプログラムは、3部構成です。

1:授業
2:東大生座談会
3:英数国のワーク

授業の冒頭、西岡講師は生徒たちにこう語りかけました。

「今日は、基礎の大切さについて学びます。まず、ウォーミングアップをしましょう。メイク10というゲームです。4つのランダムな数字を使い、四則演算だけで10を作ります。いまから4つの数字を言うので、10になる式を答えてください」

生徒たちは次々に手を上げ、答えていきます。

西岡講師はこう続けました。

「次は、因数分解です。手元にある問題を、3分間でできるところまで解いてください」

生徒たちは真剣に問題を解きはじめます。

3分後、西岡講師はこう語りました。

「どうでしたか? 簡単な計算でも、制限時間内に解けた問題の数は、人によって違います。計算が遅いと、本番で時間切れになるかもしれません。数学では、早く正確に計算することがとても大切なのです」

その後も、英単語や漢字の熟語の問題が出され、生徒は解き続けました。

そして最後に、西岡講師はこうまとめました。

「受験勉強をする上で、基礎がとても大切になります。試験本番で計算に時間がかかったり、簡単な英単語なのに迷ったりしないように、高校1年生のいま、基礎を固めましょう」

「基礎固めは、野球の練習のようなものです。打撃や守備の練習を毎日続けることで、本番の試合で結果を出すことができるのです」

生徒たちは、基礎の大切さを実感し、十分に理解したようです。

「英単語をもう一度、しっかりやり直そう」という生徒の言葉が聞こえてきました。

【座談会レポート1】
東大生の経験を参考に、自分に合う勉強法を見つけよう!

次のプログラムは、座談会です。少人数のグループにわかれた生徒のもとへ、東大生講師が入っていきます。

西岡講師はこう語りました。

「これからは、みなさんが主役です。基礎の勉強法を聞くだけでなく、その他の勉強法や進路の話など、自由に質問してください」

生徒たちは、この時間をとても楽しみにしていたようです。さっそく、積極的に質問をしはじめました。質問の内容は、大きく分けて2つです。

■勉強法について
・英単語の覚え方など、基礎の勉強法
・おすすめの参考書や単語帳
・1日の勉強時間
・科目別の勉強法
・定期試験前の勉強法
・部活と勉強の両立

■将来について
・文理選択のポイント
・大学や学部の選び方
・東大の大学生活について
・職業選択について

やはり、勉強に関する質問が大半を占めました。生徒たちは、少しでも自分の悩みや疑問を解決したいと思っていたようです。その質問の多くが具体的なもので、たとえば「どの単語帳を使い、どのように覚えたのですか」など、真剣に質問を続けていました。

東大生講師も、誠実に答えます。自分の経験を、すこしでも伝えたいという熱意が感じられました。ある講師は、自分が高1の時に使っていたノートを持参し、具体的な勉強法を説明していました。

生徒が質問して東大生が答えると、さらに生徒が関連した質問をするといった光景が続きます。少しでも東大生の経験を参考にしたいという、生徒たちの真剣な表情が印象に残りました。

【座談会レポート2】
座談会を終えて、生徒が感じたことは?

座談会の終了後、数名の生徒に感想を聞きました。次々と明るい表情で感想を語ってくれる彼・彼女らの様子を見て、この座談会がとても貴重な機会になったことを確信しました。その一部をご紹介しましょう。

■座談会について
「3-4人のグループごとに、東大生講師が1人ついてくれたのが良かったです。普段とまったく違い、ささいな事でも気軽に質問できました」

■勉強法について
「どの講師も、基礎が大切だと語っていました。基礎の勉強は、高1の今やらなければならないことがよくわかりました。高2や高3で、基礎ができていないと困る例がリアルで、そうならないように基礎を頑張りたいと思います」

「自分に合った勉強法をみつけることが大切だと教わりました。早朝に勉強してから学校に行った人や、部活が終わってから宿題と予習だけは図書室で勉強して帰った人など、人によってやり方は違いました。自分に合う勉強法をはやく見つけたいと思います」

「具体的な勉強法が参考になりました。英単語の覚え方や科目別の勉強法など、実践してきた東大生だけに説得力がありました。今日から真似をしたいと思います」

「スキマ時間の使い方が参考になりました。『スキマ時間で勉強するということは、それだけ勉強の意識が高いから。通学中の電車の時間は毎日あるので、スマホを見るのと勉強をするのでは、3年間でとても大きな差になる』という話は、その通りだなと思いました」

■高校生活・将来について
「文理選択で悩んでいるのですが、『苦手科目があるからという消去法で決めることだけはやめたほうが良い』というアドバイスが、特に参考になりました。高校の先生にも言われていることですが、やはりそうなのかと思いました」

「文化祭や部活の試合前に、勉強もしなければというストレスがありました。『その期間はイベントに集中して楽しむ方が良い。高校生活の思い出は大切だ』という話を聞き、気が楽になりました。東大生は、意外と学校行事や部活をやっていた人が多いという話も驚きでした。メリハリをつけて、高校生活を楽しみたいと思います」

担任の倉田先生にも、感想を聞きました。

「生徒の表情がとても良く、目を輝かせて楽しんでいたのが印象的でした。その理由を推測すると、2点あります。1点目は、少人数のグループに東大生講師が1人入った運営方法。気軽に質問できる点が、良かったと思います」

「もう1点は、東大生講師の話に説得力があったこと。今日のテーマは、“基礎固め”でした。これを実践してきた東大生講師の話は、どれもリアリティーがありました。生徒も素直に聞くことができたのではないでしょうか」

授業が終わった後、さっそく生徒たちは明日からの具体的な行動について話していました。1年生の間に英単語帳を終わらせるために逆算をする生徒や、明日から早朝に勉強をするために、お互いに起きたら連絡をしようといった会話が聞こえてきました。

基礎を固めることの大切さを学んだ相洋丸の生徒たち。きっと彼・彼女たちは1年生の間に基礎を固め、受験勉強という大航海をたくましく乗り切っていくことでしょう。

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