リアルドラゴン桜プロジェクト

学校法人 須賀学園 宇都宮短期大学附属高等学校

Vol 10
2019.11.18
先生2人に直撃インタビュー!
「リアルドラゴン桜授業」に期待するものとは?

気温が一気に下がり、冬の訪れを感じさせた11月18日。この日はリアルドラゴン桜授業が行われるのに合わせて、プロジェクトを担当する2名の先生に話を聞く機会をいただきました。「生徒たちに見える変化は?」、「これからの授業に期待することは?」など、こちらが投げかけた質問に丁寧に答えてくれた先生たち。果たして、今回の「リアルドラゴン桜プロジェクト」は、先生たちの目にどのように映っているのでしょうか? 西岡コーチによる「リアルドラゴン桜授業」のレポートと合わせて、気になるインタビューのようすをご紹介します。

生徒たちのモチベーションもアップ。
授業が全体に良い影響を与えている!

―「リアルドラゴン桜プロジェクト」も後半に入りましたが、先生方は本プロジェクトにどんな感想を持っていらっしゃいますか?

手塚先生:このプロジェクトが始まって以降、全体的に生徒たちの勉強へのモチベーションが上がっている気がしますね。現在「リアルドラゴン桜授業」に参加している生徒は39名ですが、生徒が他の生徒に授業内容を教えてあげる様子が見られ、生徒全体に良い影響を与えてくれているように思います。

齊藤先生:西岡コーチは現役の東大生ということもあって生徒たちと年齢も近いですし、みんなも身近な存在として捉えていますよね。それだけにコーチの話はしっかり生徒の耳に届いていますし、教師が教えるのとは、また異なる効果あることを実感しています。

―西岡コーチは「自分から授業を取りに行く姿勢」が大切だと教えていますが、生徒たちの自主性に変化は見られますか?

手塚先生:もともと積極性がある生徒たちですが、最近は英語や数学などで放課後に質問している姿をよく見かけるようになりました。このプロジェクトに参加するようになって、勉強への積極性がかなり増したように思います。

齊藤先生:確かにそうですね。リアルドラゴン桜授業でも,終了後に問題意識を持って質問に行く生徒が増えたのを目の当たりにして、とても嬉しく思っています。

―「リアルドラゴン桜授業」にはどんな印象をお持ちですか?

手塚先生:これまでの授業では、勉強に対する考え方や姿勢について、しっかり教えていただいている印象を持っています。今後の授業では、より具体的な問題の解き方など、実践的な内容も入ってくるのではと、楽しみにしています。

齊藤先生:より実践的な内容が入ってくることによって、これまで生徒たちが学んできたことが,実際の課題にも生きてくるのではと期待しています。

「リアルドラゴン桜プロジェクト」担当の齊藤先生

学校の授業や塾では聞けない内容に
「もっと受けたい!」という声も

―「リアルドラゴン桜プロジェクト」では先生向けの講義もありましたが、どのような内容が役立ちましたか?

手塚先生:私たちの学校では、学習や部活、学校外の活動成果など、さまざまな活動を記録できるスタディサプリの「ポートフォリオ」を導入しているのですが、この「ポートフォリオ」の具体的な活用法に関する講義は、とても役に立ちました。

齊藤:私も、ポートフォリオの使い方は参考になりました。講義でお聞きした方法を全ての先生方に広めていけるよう活動しているところです。

―「リアルドラゴン桜授業」に対する生徒からの評判はいかがですか?

手塚先生:塾や学校では聞けない内容ばかりなので「どうして月1回なんですか?」という生徒もいますよ。もっと受けたいと思っている積極的な生徒が多いですね。

齊藤先生:みんなイキイキした表情で授業を受けており、楽しみながら学んでいる印象があります。まだ授業は続きますので、さらに色んなことを吸収していってくれたらと願っています。

―今後の「リアルドラゴン桜授業」に期待されることは何ですか?

齊藤先生:大学共通テストに向けての対策を盛り込んでいただけると嬉しいですね。学校にとっても大きな課題ですし、生徒たちも非常に気にかけているテーマなのですから。

手塚先生:インプットしていただいたことをしっかり身につけるためにも、生徒にはアウトプットする機会を増やしていただけたらと思っています。今後,生徒が実際に教壇に立って教えるという授業もあるとお聞きしたので、とても楽しみにしています。

1年生のクラス担任:手塚先生

明日から使える
テストの点の取り方を教えます!

ひと月ぶりの「リアルドラゴン桜授業」。教室に集まった生徒たちも、期待に満ちた表情で席に着きます。そんな生徒たちを前に教壇に立った西岡コーチは開口一番、「今日は、明日から使えるテストの点の稼ぎ方を教えます」という言葉を放ちました。

「テストの点の稼ぎ方」というわかりやすい言葉に、すっかり心をつかまれたようすの生徒たち。いつも以上に真剣なまなざしで、西岡コーチの言葉に耳を傾けています。西岡コーチいわく、東大生が勉強にのめり込むのは、テストで良い点が取れたことがきっかけであることが多い。そして良い点が取れたら、今度はもっと良い点が取りたくなる。その繰り返しで、どんどん成績が上がっていくのだそうです。

そして、「良い点を取るためにまず必要なもの。それは目標を具体的に決めること」だと続ける西岡コーチ。宇都宮から富士山に行きたかったらまず乗換案内で行き方を調べるように、勉強もまずは目標を決めて、そこに行く道筋を考えることが大切だと話します。
「良い点を取りたい」というA君と、「70点取りたい」というB君なら、B君の方が高い点が取れる。目標値が具体的な方が、成績は上がりやすいのだという西岡コーチ。そのために、「努力目標」と「死守したい目標」を科目ごとに決める。という方法を生徒たちに紹介しました。

「東大でこの目標点数を超えられない生徒はいません。70点が死守目標なら、どこで30点落とすかを考えるのが東大生なのです」という言葉に、驚いた表情を浮かべる生徒たち。改めて、点数目標を設定することの大切さを実感しました。

生徒たちも興味津々!
テストで点を取るテクニックが続々と

続いて授業はワークに入っていきます。生徒たちに配られたのは、英語の出題分野、設問数、マーク数、配点の一覧が書かれたシート。「これを見て、どの問題から解くべきか、周りと相談しながら考えてみてください」と、生徒たちに告げる西岡コーチ。教室のあちらこちらから、相談し合う声が聞こえてきます。自分たちが考えた回答を、次々と会議用アプリ「sli.do」 に投稿してゆく生徒たち。このツールは以前の授業でも登場していますが、回を追うごとに、どんどん使い方が上手になっているようです。

さまざまな答えが投稿されるなか「この問いには、正解はありません」という西岡コーチ。問題数が多いものを後回しにする、順番通りにやる、配点が高いものからやるなど、回答例を紹介しつつ、どんな順番であれ、自分にとって最適な順番を決めておくことが大切なのだと話します。

ちなみに西岡コーチ自身は、確実に解ける問題を先に解くことを基本にしている。そして、部分点が取れる問題をやり、最後に配点が低く、難解な問題にアプローチしていくのだそうです。そのヒントを真剣にメモする生徒たち。やはり、テストで点が取れるテクニックには興味津々といった様子です。

続いて紹介されたのが、自分で問題をつくってみる、というテクニックでした。「end」英単語を使って出される可能性がある英語の問題を自分でつくってみる。「三平方の定理」を使う数学の問題をつくってみるなど、普段の授業ではやらないアプローチの問題が出されます。
慣れない課題にも、必死に取り組む生徒たちの姿が印象的でした。

このほかにも、問題はできる限りあがいて、1点でもいいから点を取ることが大切なこと。わかることから攻めていくことなど、点を取るための具体的なテクニックが次々と紹介された今回の授業。最後は「次の模試で点数を取りたいと思ったとき、あなたが準備としてできることを思いつくだけ書いてください」という宿題が出されて終了となりました。

先生方へのインタビューでも示された「より具体的なテクニックを教えて欲しい」という要望に、しっかりと応える内容となった今回の授業。ここで得た知識がこれからの模試でどう生きてくるのか。結果に乞うご期待です!