リアルドラゴン桜プロジェクト

学校法人 須賀学園 宇都宮短期大学附属高等学校

Vol02
2022.6.6
自分の得手・不得手が
データでわかる
模試をもっと活用しよう!

6月6日、この日は宇都宮短期大学附属高校のキャンパスで、2年生に向けたリアルドラゴン桜授業が行われました。彼・彼女たちにとっては、2年目となるリアルドラゴン桜授業。みんなどう成長し、今どんなことを感じているのでしょうか? 授業後2人の生徒にインタビューを行いましたので、授業の様子と併せてご紹介します。

模試の目的は「目標と現在の自分とのギャップを把握すること」にある

教室に集まり、まっすぐに前を見つめている72名の生徒たち。リアルドラゴン桜授業も2年目ということで、みんなの表情も少し大人びたように見えます。

この日の授業のテーマは「模試の受け方と振り返り方」。教壇に立ったのは、東大理科一類の川上講師と、東大理科二類の本井講師の2名です。

授業は2人の自己紹介からスタート。川上講師はサッカー、本井講師はテニスと、2人ともスポーツに力を入れながら東大に合格した経歴の持ち主ということで、生徒たちも興味津々。真剣に2人の話に耳を傾けています。

そして、授業はいよいよ本題へ。
川上講師は、生徒にこんな質問を投げかけました。

「みなさん、模試を受ける目的は何だと思いますか? オープンチャットアプリに書き込んでみてください」。

さっそくオープンチャットアプリには

「自分の実力が今どのくらいなのかを試すため」
「本番のテスト環境に慣れるため」

など、さまざまな意見が書き込まれていきます。昨年1年間、自分なりの意見を考えてアウトプットするという工程を練習してきただけに、生徒たちもこの作業はお手のものといった様子です。

書き込まれた答えを確認しつつ、
「模試の目的は、目標と現在の自分とのギャップを計ることです」と話す川上講師。

ここからは

1.なぜ模試を受けるのか
2 .模試の振り返り方
3 .次の目標の決め方

という3つの柱に沿って話が進められました。

模試で自分の弱点を見つけ、その理由を深堀しよう!

「受験生にとって最も必要なのは、自分の学力と得手・不得手を知ることです。客観的なデータでそれがわかるのが模試なので。ぜひ受けて欲しいと思います」と話す川上講師。

ちなみに川上講師は月に1、2回、本井講師は月1度くらい模試を受けていたそう。2人とも定期的に受けることで、モチベーション維持や目標設定に模試を活用していたのだといいます。

その頻度が、想像していたよりも多かったのでしょうか、驚きの表情を浮かべている生徒の姿もちらほら…。川上講師が生徒に、受ける模試の頻度を質問してみると、3カ月に1度くらいという生徒が多いようです。

生徒の間では
「月に1、2回はかなり多いよね」
「まだまだ模試の回数が少ないかもしれない…」といった声が聞こえてきます。

そして、次に紹介されたのが、模試の受け方・振り返り方、目標の決め方についてのテクニックです。

ここで生徒に対し「みなさん、どうやって模試を受けて、振り返っていますか?」との質問が投げかけられました。

生徒たちからは、
「わからなかったところはマーカーを引いて確認する」
「間違えたところを振り返って、苦手なところをつぶしていく」
「受けっぱなしで終わってしまう」など、いろいろな意見が出されます。

ここで、川上講師が実際にやっていたという、模試の復習方法が紹介されました。

「僕は模試を受けたとき、解けたけれど自信がなかった問題に印をつけ、自信がない理由が知識不足だったのか、演習不足だったのかを分類していました。そのうえで、知識不足だったなら、その知識だけをノートにメモしてそれを振り返る。演習不足なら、計画的に演習量を増やすということをしていました」。

川上講師いわく、このように模試で間違えた問題だけでなく、自信がなかった問題があったときは、その理由を分析し、理由に沿った対策を取ることで、自分の伸びしろがどこにあるのかが改めてわかるのだそう。

模試を受けても、振り返りは十分でなかったと思う生徒も少なくないのでしょうか。みんな川上講師の話に真摯に耳を傾けていました。

志望校を念頭に置いて、模試の目標点数を決めよう

休憩時間を挟んで、授業は後半戦へ。
話は「模試の目標点数を決めるための方法」というテーマに移っていきました。

ここで、
「次の模試の目標偏差値が決まっている人、もしくは目標点数が決まっている人はいますか?」と挙手が求められましたが、手が挙げる生徒はまばらです。

この様子を見て「これは、今日の授業を受けてぜひ目標を決めてもらいたいですね」とほほ笑む川上講師。

川上講師によると「目標点数―現在の点数=志望校への距離」なのだそう。

①入試本番の目標点数(昨年度の志望校の合格平均点を基準に設定すると良い)

②その直前の模試の目標点数(目標点数と自分の点数の差分を決める)

③その前の模試の目標点数

④現在の点数

と、①から逆算して考えていくことが大切なのだといいます。

そのうえで、どの設問でその点数分を稼ぐのかを決めて、具体的にどう勉強するのかの方向性を決めるのだそう。

そして次に本井講師から、志望校合格レベルに達するための4つのステップが紹介されました。

STEP1
志望校の偏差値を調べる
STEP2
その偏差値を得るために必要な点数を調べる
STEP3
各大問の目標点を決めて勉強方法を決める
STEP4
決めた勉強方法を実行する

ここで、STEP1から4までを自分で考え、シートに書き込むワークが行われました。
書き込み方を講師や担任の先生に質問する生徒の姿も見られ、みんな真剣に取り組んでいる様子が見て取れます。

模試を受ける目的と、振り返り方、目標の決め方を具体的に学んだ生徒たち。これから何度となく受けることになる模試も、きっと各段に有意義なものになることでしょう。

<生徒インタビュー>
模試は自分を見つめ直すものだと改めて気づきました

―今日の授業の感想、印象に残ったことはなんでしょうか?

Tさん:いままでは「二次関数ができるようになりたい」など、勉強の目標が漠然としていたのですが、今回の授業で志望校に合格するために必要な点数から逆算をして模試の点数を決めるという話を聞き、とても参考になりました。7月にある模試では、しっかり目標点数を決めて臨みたいと思っています。

Kさん:私は月に1回模試を受けているのですが、今日の授業で、模試は自分を見つめ直すものなのだと改めて気づきました。これまで模試の振り返りは正解を写して確認するだけで終わっていたのですが、これからは今日の授業で聞いた「自分の伸びしろを確認する」ということにしっかり取り組みたいと思います。

―1年目とくらべて勉強方法や勉強に対する姿勢は変わりましたか?

Tさん:授業の受け方が変わりました。以前は黒板を写すだけだったのですが、先生の話を意識して聞き、積極的に質問に行くようになりました。あと、隙間時間を使って勉強をするようになり、勉強時間も増えたと思います。まだ点数に反映できるところまでいっていませんが、リアルドラゴン桜授業を受けて英単語に力を入れるようになったおかげで、英語の長文が理解できるようになりました。

Kさん:私もTさんと同じなのですが、電車時間の隙間時間やドライヤーで髪を乾かす時間に勉強系YouTubeを見るようになったり、隙間時間をうまく勉強に活かせるようになりました。あとは英単語に力を入れたおかげで英語の長文読解も物語がわかるようになったり、英語を音読するようになってリスニングもできるようになったり。おかげで英語の点数が上がりました。

―志望校は決まりましたか?
Tさん:明治大学文学部の日本史学専攻を志望したいと思っています。受験科目が国語と英語と日本史なので、この3教科の授業はより真剣に聞くようになりました。

Kさん:私は、医学部か栄養学部で迷っているところです。いまは候補の大学を考えながら、赤本を読んだりしています。

―これから授業を通してどんなことを身に付けていきたいですか?

Tさん:
1年生のときよりも受験がより身近に迫ってきた感覚があるので、受験までの間のタイムスケジュールの立て方や、具体的な勉強方法などを学べたらと思っています。

Kさん:勉強に対するモチベーションが落ちたとき、心が折れそうになったときの対処法や、体験談などを現役東大生の方に聞けたら嬉しいです。あとは、志望校や学部の決め方なども聞いてみたいと思います。

Tさん

Kさん

模試に対して新たな意識を持つきっかけとなった、今回のリアルドラゴン桜授業。志望校合格ラインの学力と今の自分の学力の差分を知り、そこを埋めるために模試を活用していくという考え方は、彼・彼女たちの勉強スタイルにも大きな影響を与えたことでしょう。生徒たちのさらなる成績アップに期待しつつ、これからも応援し続けたいと思います。

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