リアルドラゴン桜プロジェクト

学校法人 目黒日本大学学園 目黒日本大学高等学校

Vol05
2021.11.13
理科と社会は知識量で差がつく!
東大生オススメの勉強法を学ぼう!

11月初旬に、目黒日大高校でワークがおこなわれました。この日のテーマは“理科と社会の勉強法”です。英語・数学・国語と比べると勉強の優先順位が下がる人もいる理科と社会ですが、正しい努力をすればかならず成績が上がる科目です。そこで今回のワークでは、実際に東大生が実践してきた勉強法を学ぶことになりました。生徒たちには、どのような気付きがあるのでしょう。ワーク後におこなったインタビューとともにお伝えします。

東大生からのメッセージ

この日の東大生講師は松嶌(まつしま)さんと伊藤さんです。

冒頭の挨拶が終わると、松嶌講師は次のように語りました。「私は文3から理転して、農学部に進みました。数学が苦手で偏差値は39でしたが、そこから努力して文3に合格しました。今日は、悩みながら自分で生み出した勉強法を、みなさんにお伝えします」。

続けて伊藤講師は、次のように語りました。僕は今、経済学部で経営を勉強しています。僕が高校生の時は部活で疲れていて、家に帰って勉強しても集中できませんでした。そこで家以外の場所で勉強をしてみると集中でき、成績が上がりはじめました。このように、自分に合う勉強法を見つけてほしいと思います」。

続けて松嶌講師は、次のように想いを語りました。「3年生になれば、誰でも勉強します。成績を上げたいとか、行きたい大学に合格したいと思うのであれば、1年生のいまこそ勉強すべきです。3年生になってからどれだけ頑張っても、差がつきにくいからです」。

「また、現在の成績は関係ありません。重要なのは、2年後の大学受験で志望校に合格できるかどうかなのです。そこで一番大切なのは、勉強に取り組む気持ちがあるかどうかです。今日のワークも、1回だけです。この時間を意味のあるものにできるかどうかは、みなさんの気持ち次第なのです。この時間を、少しでも自分のためになる、有意義なものにしてください」。

松嶌講師の熱い想いがこもった言葉に、生徒たちの間に緊張感が走りました。

理科と社会の面白さとは?

こうしてワークがはじまりました。前半のパートは、“理科と社会の面白さ”についてです。

松嶌講師は、次のように語りました。「理科と社会の面白さは、日常生活とつながっていることにあります。日々の生活の中で、理科や社会で学ぶ内容が関連していることはたくさんあります。ですから理科や社会の勉強と日々の生活を別のものと考えないで、ぜひ関連させて考えてください」。

日常生活と社会が関連している例として、伊藤講師は“源頼朝が鎌倉に幕府を構えた理由”を次のように解説しました。「最大の理由は、南を海に、北・東・西を山に囲まれているので
軍事拠点として優れていたからです。これは、実際に鎌倉に行けば体感できます。鎌倉に遊びに行った時にそのような視点で景色を見ることで、楽しく社会の勉強もできるのです」。

続いて生徒たちは、東大の地理で出された問題を解くように促されました。これまでの話の通り、日常生活で見たり感じたりする経験をもとにすれば、答えることができる問題です。多くの生徒が正解し、教室は盛り上がりました。

喜ぶ生徒たちに対し、松嶌講師は次のよう語りかけました。「この問題のように、日常生活で起きる事から問題が出されることはよくあります。受験勉強をしていると、視野が狭くなりがちです。ですから意識して、受験勉強以外の日常生活に興味を持つようにしてください」。

理科と社会の勉強法

後半のパートでは、具体的にどのように勉強をすればよいのかを学びます。松嶌講師は冒頭、東大の理科と社会の過去問を複数紹介してこう語りました。

「これらの過去問で問われているのは、すべて名称です。つまり、その名称を知っていれば正解できるのです。理科や社会は知識力を問われる問題が多いので、暗記をすることからはじまります。でも、すべてを暗記することに不安がある人も多いと思います。そんな人は、暗記する方法を工夫するとよいでしょう」。

その後、東大生が実践した、暗記の工夫例が紹介されました。たとえば目に入る回数を増やすため、家中の壁やドアに単語や年号などの名称を貼り付ける例が紹介されました。また暗記をする時に、最初に全体像を把握する方法が紹介されました。教科書の章のはじめに書かれている“概要”部分を熟読し、大切なポイントや全体の流れを理解してから細かな点を覚えるという方法です。

さらに、伊藤講師が使っていた参考書が紹介されました。教科書の単語部分だけ穴埋めになっているようなものです。伊藤講師は高2の時からこの参考書を50回やりました。その結果、センター試験の世界史と日本史で満点を取り、化学も満点だったそうです。伊藤講師は、「効率よく暗記をしたい人は、穴埋め式の参考書を使うことをおすすめします」と強調しました。

松嶌講師が紹介したのは、ノートのとり方です。通常のノートとは別に、頭の中を整理するための別のノートを作る方法です。実物を例に紹介された方法は、まとめ方を変えたものでした。たとえば、世界史で地域史だけをまとめたり、日本史で仏教だけをまとめたりしたノートが紹介されました。松嶌講師は、「切り口を変えたノートは、とても役に立つのでおすすめします。たとえば江戸時代の文化だけに注目したノートや、金属イオンごとに沈殿する物質をまとめたものが、とても役に立ちました」と、自分で整理をしたノート作りの重要性を強調しました。

こうしてワークが終わりました。次々と紹介された“東大生が実践してきた勉強方法”は、どれも効率的でよく考えられたものでした。センター試験の複数の科目で満点をとった話には生徒全員が驚き、自分で作るノートの有効性に気がついた生徒も多数いたようです。「紹介された参考書をやってみよう!」、「今日からノートのとり方を工夫しよう!」といった声があちこちで上がったのが印象的でした。

生徒インタビュー

ワーク終了後に、生徒の感想を聞きました。生徒たちは、東大生が実践してきた勉強法をどう感じたのでしょうか?

M.S.さん

Q:理科や社会は得意ですか?
M.S.さん:社会は得意なのですが、理科は苦手です。

Q:今日のワークで、一番役に立ちそうだと思った内容を教えて下さい
M.S.さん:ノートのとり方です。これまでも丁寧にノートは取っていたのですが、今日教わったような工夫はあまりしていませんでした。さっそく真似をして実践したいと思います。

Q:リアルドラゴン桜プロジェクトに参加して、どのような感想を持ちましたか?
M.S.さん:科目別のワークで、“基礎が大切だ”という話を毎回教えていただきました。私は英語がすこし得意なのですが、その通りだと思います。その他の科目も、基礎を大切にして勉強をするつもりです。

Q:東大生講師の感想を聞かせてください
M.S.さん:話がわかりやすく、記憶に残りやすいです。きっと、伝え方もすごく考えて努力しているのではないかと感じました。偏差値が低くても頑張って合格した方が、何人かいらっしゃいます。東大生は最初から頭がよい人だと思っていましたが、そうではなく、何にでも努力をする人なのだということがわかりました。経験談も参考になることが多く、とてもためになりますし、元気が出ます。

T.B.くん

Q:今日のワークの感想を聞かせてください
T.B.くん:理科や社会は日常生活と結びつけて考えようという話は、その通りだなと思います。僕も、家で家族と会話をする時に、同じことを感じていました。ニュースで最近習った話が出ると復習にもなりますし、ちゃんと覚えていないことも確認できます。これからも日常生活と結びつけることは意識していきたいと思います。

Q:その他に印象に残った話はありましたか?
T.B.くん:伊藤講師が、センター試験の日本史・世界史・化学で満点をとった話には驚きました。特に、文系なのに化学で満点というのがすごいと思います。僕は理系に進学するつもりですが、社会が好きです。ちゃんと努力を続ければ、僕の強みになるのかもしれないと思い、元気をもらいました。

松嶌講師の、入試から逆算してやるべきことを手帳に書き、毎日その結果を記録したという話にも驚きました。僕もやったことがありますが、続きませんでした。毎日、3年間続けたことがすごいと思います。継続することの大切さを感じています。

Q:東大生のすごい点は、どこだと思いますか?
T.B.くん:学問が苦ではなく、楽しんでいる点です。大学は自分が学びたいことを勉強する場だとよく聞きますが、まさにそのとおりです。とても本質的で、大学生のあるべき姿だと感じました。

ふたりとも、“理科と社会の成績は知識量で差がつく”ことと、“正しい努力をすればセンター試験で満点を取ることもできる”ことを知り、驚いたのと同時にやる気が出たと話をしてくれました。目を輝かせて「これからは、ノートのとり方を工夫します」と語るふたりの姿が頼もしく、印象に残りました。

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