リアルドラゴン桜プロジェクト

東亜学園高校

Vol02
2020.6.29
成績アップの近道---テスト終了後に必ずやるべきこととは?

6月29日に、5回目のリアルドラゴン桜授業がおこなわれました。これまでリモート授業やソーシャルディスタンスをとった場所での授業だったので、通常の教室で行われる初の授業となります。この日はテストが終わった直後の授業だったため、テスト終了後に必ずやるべきことも説明する予定です。授業の様子と、授業を受けた生徒の声をお届けしましょう。

数学の成績を伸ばす秘訣は計算力だ

授業の冒頭、西岡コーチはこう語りはじめました。

「こんにちは! みなさんは今日、テストが終わった直後だと聞いています。ちょうど良いタイミングなので、テストが終わった直後にするべきことを最後にお伝えしたいと思います」。

「まずは前回の続きからはじめましよう。前回までの授業で、科目ごとの成績を上げるコツをお伝えしてきました。英語で大切なのは単語力、国語で大切なのは語彙力だということを学びましたね。今回は、数学について話します」。

「数学で大切なのは、計算力です。しかも四則演算など、小学生が習うレベルの計算力が大切なのです。英語、国語に続いて、『また基礎か』と思う人もいるでしょうが、今からその理由を説明します」。

「東大の文系入試での数学問題では、100分間で700回の計算をしています。東大文系の数学の入試問題は何問あるか知っていますか? 正解は4問です。たった4問で700回の計算をしているのです。これは2019年の入試問題を、僕が自分で調べた数値です」。

「計算力なんて・・・と思った人は、この数字を見れば、その重要性が理解できると思います。700回の計算で、仮に2倍の時間がかかったとしましょう。すると、問題を考えて解くことに使える時間は半分になってしまいます。これは致命的ですよね。だから計算力は大切なのです」。

「計算がはやい人は、メイク10というゲームで楽しみながら計算力を鍛えるのも良いでしょう。4つの数と四則演算で10にするゲームです。実際にやってみましょう!スタート!」。

西岡コーチがかけ声をかけると、生徒たちはさっそく計算式を考えはじめ、「(7-6+1)☓5=10」 などと答えを発表していきます。

答えを聞いた西岡コーチは、こう語りました。「みなさん、いいですね!このゲームを続けていると、10=2☓5とか10=1+9 とかの数字が頭に浮かぶようになります。信じられないかもしれませんが、このように数字を無意識に分解できるようになることで解ける入試問題もあるのです。東大の文系の学生は、数字で遊ぶのが得意です。3桁の数字の素因数分解を一瞬でできる人も珍しくありません。ぜひ、遊びながら楽しんでやってみてください」。

生徒たちは前半の授業で、数学の成績を上げるためには、計算力がいかに大切なのかを学びました。

自分に自信を持たず臆病になろう!

授業の後半は、勉強に対する心構えからはじまりました。西岡コーチはこう語りはじめます。

「みなさんに読んでもらったドラゴン桜2では、『勉強は怒りだ』と表現されています。問題を解けなかった場合、自分に怒りを持てと言っていましたね。その怒りのパワーで、徹底して間違えないように復習しようということでした。しかし、ミスをした場合にいちいち自分に怒れない性格の人もいると思います。冷静に、間違えた内容を確認するタイプの人はいますよね? 僕は、どちらでも良いと思っています。しかし、共通して言えるのは『ミスに対してシビアになる』ということです」。

「ミスをした場合に、自分に対して怒りを持って徹底的にやり直したり、なぜ間違えたのかをとことん追求したりすることによって、ミスをそのまま放置しないことが大切なのです。では、徹底的にやるためにはどうすればよいのでしょう?僕がおすすめするのは、『臆病になる』ことです」。

「ある心理学の実験では、自分に自信がない人の方が成功する確率が高かったそうです。成功する人は、自分は失敗するかもしれないと思って、準備を入念にするそうです。自信がある人は、その自信のせいで準備が足りないことがあるということですね。これは入試の本番でも、日々の受験勉強でも同じです」。

「みなさんも、勉強ではぜひ臆病になってください。数学の時間が足りないかもしれないと思って、計算力をアップさせるのです。これは、すべての勉強に共通する心構えです」。

西岡コーチはこうまとめました。

テスト終了後に必ずやること

授業の最後に西岡コーチは、テストが終わった直後にやることを伝えはじめました。

「みなさんはいま、テストが終わって疲れていると思います。今日は家に帰ったら、すぐに寝ようと思っているかもしれません。しかし、いまから言うことだけは必ずやってください。これをやるのとやらないのでは、成績が大きく変わってきます」。

「とてもシンプルなので、いま覚えてください。まず、ミスをした部分に印をつけましょう。そこが正解にできるようになれば、成績は上がります。つまり、ミスをした部分は宝の山なのです」。

「次に、そのミスをした原因を3つに分類します。
1:知識やインプット不足---この場合、基礎を勉強して記憶し、理解すれば大丈夫です。<
2:演習やアウトプット不足---この場合、違うパターンや応用問題に慣れることが大切です。そのためには、問題集を徹底的にやるのがよいでしょう。
3:実践や戦略不足---たとえば、時間が足りなかった場合などです。これは発生したことに対して、適切な対策を立てます」。

「今日家に帰ったら、ミスをした部分に印をつけることだけはやってください。先ほどお話したように、臆病になって、『また同じ問題が出るかもしれない』と思ったら自然にやるようになります。そして、これを受験まで続ければ、必ず成績は上がりますよ」。

こうしてテスト終了直後に行われた授業が終わりました。ある生徒は、ノートに『間違った部分は今日中に必ずチェックして寝る!!』とメモをしていました。その努力は、きっと実を結ぶことでしょう。

生徒インタビュー

授業を終えたばかりの生徒に、これまでのリアルドラゴン桜授業やコーチの感想を聞きました。

A.T.さん
西岡コーチや東大生コーチの印象を教えて下さい
---とてもユーモアがあり、話も上手だと思います。ものの見方や思考が、とても知性的だと感じました。自分の生き方を確立し、周囲に流されていないという印象です。

授業の感想は?
---毎回、驚きの連続です。今まで私が持っていた、すべての価値観が覆され、勉強への向き合い方が変わりました。今日の話も、役に立ちました。テストの結果は悪くなかったと思いますが、間違えた部分に対する向き合い方は知りませんでした。さっそく間違えた部分を確認し、復習します。

授業で印象に残った話を教えて下さい
---勉強を頑張っていれば、将来必ず役に立つという話です。私はまだ、将来どうしたいのかが具体的に決まっていません。そのため、多少の不安がありました。しかし、その話を聞いて勉強を頑張ろうと思いましたし、モチベーションもあがりました。入学してすぐに、このような機会を与えていただいて感謝しています。この学校に入って、本当によかったと感じています。

S.M.くん
東大生コーチの印象を教えて下さい
---内容や表現が堅苦しすぎず、かといって緩いわけでもなく、僕にとってはちょうど良いと思います。スタディサプリの先生にいそうな印象ですね(笑)

オンライン授業と教室での授業で、違いはありましたか?
---それぞれの良さがあると思います。今日のような教室での授業はライブ感があり、コーチの熱意も伝わってくる良さを感じました。

授業の印象を教えて下さい
---学校でやる勉強とはまた違った内容で、ためになります。今日の授業でやったメイク10も、とても楽しめました。

将来について教えて下さい
---はっきりと決まっていませんが、物理学と数学を使った仕事に就きたいと思っています。 一方で、税理士になりたいとも思っています。なぜ勉強をしなければならないのかといった根本的な事を教えていただけたので、将来どの道に進んでもかならず役に立つと思います。

K.T.くん
授業の感想を教えて下さい
---とても役に立っています。今日のテストでも、自己採点は思ったよりも良い結果でした。すぐに役立ったので、驚いています。

なぜすぐに、結果にあらわれたのでしょう?
---コーチに言われたことを、まずはやってみたからだと思います。英単語や国語の語彙が大切だと教わったので、テスト前に徹底してやりました。それが影響しているかもしれません。中学生の時もいろいろ教えてもらう機会はありましたが、やらなかった事もありました。授業の中で『失敗を活かせ』という話があったので、とにかくやってみました。

教室での授業の感想は?
---コーチの話が面白いので本当は笑いたいのに、周囲が笑っていないから控えたりしました。その意味では、PCのほうが良いかもしれません。でも授業の内容はいつもためになり、コーチの熱意はとても伝わってくるのでどちらでも大丈夫です。東大生は話が上手で面白いので、どの授業も楽しんでいます。

授業の内容を自分にあった形で取り入れ、すぐに実行した生徒たち。素直である一方で、各自が自分で考えている姿が印象的でした。

Copyright © Mita Norifusa / Cork